2021年7月23日(金)の東京オリンピックの開会式が開催されました。
国立競技場の聖火台にテニスの大阪なおみ選手が最後の聖火ランナーとして点火しました!
東日本大震災の時に被災した宮城、岩手、福島3県の子どもたちから聖火を託され、富士山をモチーフにした聖火台を上り、点火台にトーチをかざしました。
大阪なおみ選手が聖火台に立った時とても感動しました!!
聖火台に点火し開会式終了後、聖火台は今はどこにあるのか気になっている方が多いのではないでしょうか。
開会式が終了後に聖火台は別の場所に移されています。
移された聖火台でも点火式が行われました。
そして聖火台のデザインについてカッコいいという意見が多い中、ダサい!という声も一部SNSで聞かれます。
しかし、私個人的にはテレビで聖火台が広がっていくのを見て、カッコいいと思いました(*^_^*)
聖火台をデザインしたのは誰なのか、コンセプトは何なのか調べてみました。
移された聖火台について今はどこにあっていつまで火が灯されているのか、デザインをしたのは誰なのか、ダサいのか、そして聖火台に込めた想いはどういったものなのか紹介したいと思いますのでどうぞご覧ください。
Undoubtedly the greatest athletic achievement and honor I will ever have in my life. I have no words to describe the feelings I have right now but I do know I am currently filled with gratefulness and thankfulness ❤️ love you guys thank you. pic.twitter.com/CacWQ5ToUD
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) July 23, 2021
東京オリンピック【聖火台】今はどこにあるの?
東京オリンピック開会式で点火された聖火台は江東区のお台場と有明にかかる「夢の大橋」に設置された聖火台に移されました。
開会式で聖火台に灯された聖火はランタンに移され、車で臨海部の夢の大橋のたもとに設置された同じデザインの聖火台の元まで運ばれました。
開会式後の午前0時40分ごろから点火式が行われました。
2016年のリオデジャネイロオリンピックのバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華さんがトーチで聖火台に火をともしました。
そしてこの聖火はオリンピックが閉幕する8月8日までこの聖火台でともされます。
この聖火台はコロナウィルス感染症対策により、密にならないように柵が設けられ立ち入りが制限されています。
大会組織委員会は密防止のために聖火台観覧を自粛するように呼び掛けています。
🔥東京オリンピック聖火台🔥
1万人のランナーの皆さん、応援の皆さん、
感動をありがとうございました。日本全国の思いを繋いだ希望の灯は 世界の平和を祈り、
東京2020オリンピック閉会式まで有明・夢の大橋で灯り続けます。#みんなの聖火リレー #オリンピック #ミライトワ #Tokyo2020 pic.twitter.com/UiDhnL8n1b— 東京2020聖火リレー【公式】 (@tokyo2020seika) July 24, 2021
東京オリンピック【聖火台】は誰がデザインしたの?
東京オリンピック【聖火台】は、佐藤オオキ氏が率いるデザインオフィス「nendo」が手がけました。
野村萬斎氏の「太陽の下に皆が集い皆が平等の存在であり、皆がエネルギーを得る」
といったコンセプトに基づいてデザインされたそうです。
五輪をモチーフにした5枚のパネルが上下2段で構成された球状のデザインが特徴です。
太陽のイメージに加えて太陽から得られるエネルギーや生命力を表現したそうです。
東京オリンピック【聖火台】はダサい?
開閉会式の式典に共通するコンセプトはMoving Forward(前を向いて生きるエネルギー)です。
そしてオリンピック開会式は「感動でつなぐ力」閉会式は「多様な世界の共有」がコンセプトになります。
コロナ禍で開催されるオリンピックだからこそスポーツの力で前を向いて生きるエネルギーを届けたい、そして世界中の人々を感動でつなぐ力で未来への希望を持ってほしいという思いがとても感動しました。
この聖火台への想いを知ればダサいなどとは思わないのではないでしょうか!!
大阪なおみ選手が聖火を持って上がっていき、聖火台が広がって行ったとき、「未来への希望」を感じることが出来ました。
素晴らしい聖火台だと思いました。
東京オリンピック【聖火台】の燃料は?
東京オリンピック【聖火台】は8月8日まで灯し続けますが、燃料は何を使っているのでしょうか!?
炎の燃料には次世代エネルギーとして注目されている水素エネルギーを使用しています。
聖火台の直径は約1.2メートル、高さは0.9メートル、重さは200キロです。
炎の出すバーナーの直径は約40センチで、大会期間中は聖火をともし続けるために「液体水素」が長期間の連続燃焼に適しています。
復興が進む福島県内の施設で製造されました。
水素を製造する工程において水の電気分解に必要な電力は太陽光発電で賄われています。
水素だと無色透明の炎で目に見えないために炭酸ナトリウムを使用して黄色の炎を演出しているそうです。
薪をくべたようにゆらめく炎の動きと形状になるように「炎のデザイン」を試みたということです。
この炎がとても幻想的で美しいと思いました。
まとめ
東京オリンピックの開会式で点火された聖火台は江東区のお台場と有明にかかる「夢の大橋」に設置された聖火台に移されました。
国立競技場の聖火台にテニスの大阪なおみ選手が最後の聖火ランナーとして点火し、その火は8月8日まで灯し続けられます。
聖火台は太陽をモチーフに佐藤オオキ氏がデザインしました。
球体が花のように開くことで生命力や希望を表しています。
聖火リレートーチのデザインは吉岡徳仁氏、聖火リレーランナーのユニフォームは「N.ハリウッド」の尾花大輔氏がデザイン監修を担当しました。
開会式のメインステージは、「富士山」と「太陽」を表現したデザインで、日本の2台シンボルとして種田陽平氏がデザインしました。
富士山をモチーフにした八角形の山を配しその頂上に象徴的に聖火台が飾られています。
このように聖火台を作るにあたってたくさんの人が関わり、様々な想いがあって作られています。
この想いを知れば誰もダサいとは思わないのではないでしょうか!
世界的にコロナ禍で無観客と言う異例の中でのオリンピックですが、スポーツの力で世界中の人たちが元気になる事を願っています。
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