2021年6月5日放送の「Kinki Kidsのブンブブーン」では、「発酵鍋」が特集されました。
私は「発酵鍋」という名前を初めて聞いたのですが、2019年にぐるなびの「トレンド鍋」に選出されたそうです。
具材やつけダレに発酵食品を使用し、腸の働きを整えて、免疫力アップの効果が期待できるとのことで、今のご時世にぴったりの鍋ですね。
番組では、「発酵王子」こと伏木暢顕(ふしき のぶあき)さん考案の発酵鍋も登場しました。
そこで、「発酵王子」伏木さんのお店がどこにあるのか?
主催している発酵教室や著書についても調べてみました。
※ 番組が放送され次第、伏木さん考案の発酵鍋についても紹介します。
もくじ
「ブンブブーン」で紹介された絶品発酵鍋『超濃厚!ヘルシー納豆フォンデュ鍋』
2021年6月5日放送の「Kinki Kidsのブンブブーン」では、ゲストのアンミカさんの「発酵鍋を知りたい!」というリクエストで、発酵の専門家考案の暑い季節におススメの絶品発酵鍋4種類が紹介されました。
さすが、美と健康の意識が高い、アンミカさんらしいテーマですね!
その中で、「発酵王子」伏木さんが考案したのが「超濃厚!ヘルシー納豆フォンデュ鍋」
KinkiKidsのお二人もアンミカさんも、熱が入った納豆なんて大丈夫かな…?と最初は恐る恐る食べていましたが、
「うま~い!」「美味しい、何これ?」
「香ばしくて、野菜が美味しく感じる」
「納豆臭さがなく、納豆のいい所だけ出てる」
「持って帰りたいくらい美味しい」「大満足!!」
と大絶賛で、光一さんは一番気に入った「オレコレ」にも選んでいました。
<材料>
・たまねぎ 30g
・にんじん 30g
・にんにく 2g
・白ごま 14g
・太白ごま油* 200g
・再仕込み醤油* 50ml
・納豆 1パック
*太白ごま油:ごまを焙煎せずに搾った、ごま油特有の色と香りのないごま油
*再仕込み醤油:醤油麹に醤油を加えてもろみを発酵させた、旨みが凝縮されてとろみがある醤油
▼発酵ふしきでもおススメされている再仕込み醤油
<作り方>
①ミキサーにたまねぎ、にんじん、にんにく、白ごまを入れる
②太白ごま油と再仕込み醤油は分量の1/3を加え、液状になるまで混ぜ合わせる
③太白ごま油、再仕込み醤油、納豆を2回に分けて入れてミキサーにかけて、完全に液状にする
④沸騰しないよう弱火で温める
<食べ方>
フォンデュの要領で、納豆ソースに野菜をくぐらせて食べます。
夏野菜を美味しく食べてもらいたいという想いで考案されたそう。
水っぽい野菜や淡白なお野菜など、どんな野菜に付けてもおいしいそうです!
番組では、じゃがいも、アボカド、ブロッコリー、パプリカ、きゅうり、バケットが用意されていました。
<鍋のシメ>
そうめん1束に、納豆ソースを大さじ1杯かけて和え、ミョウガなどを散らして食べる。
<期待できる効果>
・納豆のポリミアン、ナットウキナーゼなどが肌に良い影響を及ぼす
・納豆菌が腸内環境を整えてくれる
「発酵王子」伏木暢顕(ふしき よしあき)さんはどんな人?
伏木暢顕(ふしき よしあき)さん
1975年 東京生まれ
醸造料理人、日本の発酵食文化伝承人
料理人として、イタリアンや和食の道を極めるうちに、食材を全く別のものに変えてしまう「麹」の不思議な力に惚れ込み、独学で学んだそう。
伏木さんは、料理人としてだけでなく、発酵教室の講師としても活躍されています。
テレビや雑誌、ラジオなどのメディアにも度々登場し、「発酵王子」の愛称で親しまれています。
特に、2016年に出演されたNHK Eテレ『趣味ドキッ』で、関心を持った方が多いようです。
「腸活」「発酵食」「麹」といった言葉がすっかり定着してきましたが、間違いなく、伏木さんは立役者の一人ですね。
最近では、飲食店のメニュー開発のエキスパートとして、発酵を通じた日本各地の地域活性化、蔵の存続にも力を注いでいるそうです。
また、2014年からは日本国内だけにとどまらず、 イタリア、スペイン、フランスでイベント・教室を行うなど、海外へ日本の発酵文化をアピールする活動をされています。
「発酵王子」伏木暢顕さんのお店はどこにある?
伏木さんは以前、東京・祐天寺駅にあった「発酵食堂豆種菌(まめたんきん)」で料理長をされていました。
ですが、会社と目指す方向性や考えが違うという理由で退職され、現在はお店も閉店しています。
その後、長野県塩尻市のPR目的で東京・代々木公園駅に「塩尻醸造所(仮)」というお店をオープンさせましたが、2016年に閉店しています。
2021年6月現在、伏木さんプロデュースの料理が食べられるお店がないか調べたところ、公式ホームページに、飲食店とオンラインショップの情報が出ていました。
祇園 発酵料理 醸しや 奥
(京都府京都市東山区)
摘草料理【美山荘】の4代目主人、中東 久人(なかひがし ひさと)さんとコラボし、京料理と発酵の技術を掛け合わせて作り上げる「自然と発酵」がテーマのレストランです。
落ち着いた雰囲気のお店のようで、お料理の写真を見ているだけで楽しめます。
発酵ふしき さんさんと
(兵庫県淡路市)
明石海峡大橋と大阪湾が目の前に広がる立地に15の飲食店が集まったテラス「AWAJI CHEF’S GARDEN」に、伏木さんプロデュースの発酵料理のお店も出店されています。
淡路島産の食材と発酵調味料を使った看板商品トルティーヤや、人気の納豆ドレッシングサラダ、こだわりのドリンクなどが販売されています。
発酵ふしき×テリーヌ ゆうゆうと
(山梨県中央市)
伏木さん監修の、「美と健康」をテーマにした発酵テリーヌのお店です。
提供される料理は、無農薬野菜、厳選された伝統的な調味料を使い、調理法にもこだわっているとのこと。
ランチ、ティータイムのイートイン営業だけでなく、テイクアウトもできるようです。
発酵ふしき~潺々と~(せんせんと)
(兵庫県姫路市)
こだわりの味噌や醤油、酒粕を使用したラーメンのお店です。
一般的なラーメンとは全く違う、出汁の最後の一滴まで楽しめる「和の一品」とのこと。
とっても気になりますが、残念ながら2021年6月5日現在は、休業中のようです。
発酵ふしき 商店
「本質的なおいしさ」「安心・安全」をコンセプトに、伏木さんが自ら手掛けた商品を扱うオンラインショップ。
また、「蔵」の繁栄を願う伏木さんが、全国から厳選した「蔵」の調味料も販売されています。
発酵ふしき×フェアルライフビューティー
「発酵ふしきの美容専門店」と冠されたオンラインショップ。
ファスティングをサポートする食品「フローラリセットプログラム」の他、スキンケア商品や、オリジナルの発酵調味料、コーヒー豆などが扱われています。
「発酵王子」伏木暢顕さんの発酵教室とは?
これまでに伏木さんの講座を受講した方は、国内外合わせ、なんと8万人を超えるそうです!
近年は、オンラインで受講できる講座もできました。
発酵ふしき オンライン講座
2021年4月~5月に、オンラインの単発講座が開催されました。
発酵の基礎や調味料の選び方、和食の楽しみ方について学べる内容です。
伏木さんが業務多忙のため、しばらく開催は中止。次回は2021年10月頃開催予定とのことです。
醸せ師
約100時間の講義と約30時間の調理実習で、発酵の基礎や料理を徹底的に1年間勉強する、少人数の講座です。
受講料は60万円かかりますが、講座を受講して『醸せ師』という資格を取得すると、伏木さんの名前を使用して教室を開くことができ、教室運営についてもサポートを受けられるそうです。2017年時点で、100名以上の方が『醸せ師』として活躍しているようです。
「発酵王子」伏木暢顕さんの著書
これまでの著書は14冊、累計50万部を超えるそうです。
以下に紹介した以外にも、「発酵王子伏木暢顕が教えるきょうからはじめる麹料理」「麹で甘酒料理帖」など人気の書籍が出版されているのですが、現在インターネットで入手できるのは中古品のみのようです。
子どもも喜ぶ10分出汁(だし)ごはん 味覚とすこやかな体を育てる
グルタミン酸とイノシン酸がちょうどよく入った出汁を10分で作る方法と、その「10分出汁」を味つけの決め手にしたレシピが掲載されています。
こうじ甘酒レシピ 作りおき 砂糖なしでおかずもスイーツも!
日本の代表的な発酵食品「甘酒」を使用したレシピのムック本です。
「発酵食堂豆種菌」の麹の料理
甘酒・塩麹・味噌床・ぬか床・味噌の作り方と、それを使ったレシピが掲載されています。
まとめ
今回は、「発酵王子」こと伏木暢顕さんについて調べてみました。
「蔵」の存続のために活動されていたり、日本の古き良き食文化を海外に広めたり、信念をもって活躍されているとても魅力的な方でした。
旅行ができるようになったら、ぜひ伏木さんのお店に行ってみたいです。
また、以前から「腸を整えると、脳や免疫力にもよい影響がある」といった話を耳にしていましたが、改めて、乱れがちな食生活を見直したいと思いました。
世界に誇れる、日本の伝統的な発酵食文化や先人の知恵。私も生活に取り入れて、きれいな腸を目指したいです!
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