【二月の勝者】人気漫画のドラマ放送開始がついに決定!受験ドラマはなぜおもしろい?

2020年7月に日本テレビ系で放送開始予定だった「二月の勝者~絶対合格の教室」がついに、2021年10月から土曜日の夜10時に放送されることが決定しました!主役を演じるのは俳優の柳楽優弥で、共演者には井上真央や加藤シゲアキ等が登場します。

「二月の勝者」は「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の漫画を実写化したドラマで、都会の中学校受験の現実をえぐり出した衝撃の問題作です。

今年4月からTBS系日曜劇場では、偏差値30から東大合格への大逆転劇を描いた「ドラゴン桜」第2シリーズが始まりました。初回視聴率は14.8%の好発進で、その後の放送回も視聴率2ケタをキープしています。

東京大学受験や中学校受験は、「受験戦争」や「受験地獄」、「偏差値偏重の教育」など、揶揄され批判されることが多い一方で、なぜ、人気漫画はドラマ化により、社会的なブームにもなるのでしょうか?

 

「二月の勝者」のあらすじ

 

柳楽優弥が演じる黒木蔵人(くろき くろうど)は、激変する中学受験界に現れた、最強で最悪のスーパー塾講師です。「中学受験で子供を合格に導くのは、『父親の経済力と母親の狂気だ』」と、常に過激な発言で周囲を圧倒します。

東京の主要な私立中学校は二月一日に入学試験を実施します。ストーリーの冒頭から志望校に全落ちした男子が絶望している場面から始まります。二月の試験に勝利するかどうかが、12歳の小学6年生である子供の将来を左右することが「二月の勝者」というタイトルから読み取れます。

「中学受験は課金ゲーム」であり「親はスポンサー」、「受験塾は子供の将来を売るサービス業である」と、黒木は辛辣な表現で人々に波紋を投げかける一方で、「受験生全員を志望校に合格させる。」と強気で宣言するのです。

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その破天荒さは「ドラゴン桜」の元暴走族弁護士である桜木健二を彷彿とさせます。

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「二月の勝者」は、中学受験を取り巻くリアルを描くホームドラマでありながら、現代の日本社会における教育の問題から家族の実態までを浮き彫りにする「人生攻略ドラマ」との期待も高く、スーパー塾講師黒木の受験指導が注目されています。

過去の懐かしい受験ドラマをご紹介

スウィート・ホームTBS系東芝日曜劇場 ~1994年~

小学校受験を表す「お受験」という言葉が生まれました。放送最終回は26.9%の高視聴率を記録したほどの人気ドラマでした。当時のトレンディ俳優 布施博と山口智子が夫婦役としてお受験バトルを繰り広げるホームコメディは、伝統ある私立の名門小学校を目指す3つの家庭の熱狂ぶりが、笑いあり涙ありのストーリーで描かれ、大ヒットしました。

 

受験の神様日本テレビ系列土曜ドラマ ~2007年~

父子家庭の中学受験がテーマで、主演は元TOKIOのメンバーの山口達也が父親役を演じました。ひとり息子 弘宜から「中学受験をしたい。」と打ち明けられ、「受験の神様」と呼ばれる天才女子中学生 菅原道子に家庭教師を依頼します。天才家庭教師を成海璃子が演じました。

 

下剋上受験TBS系金曜ドラマ ~2017年~

学歴が中卒の阿部サダヲと深田恭子が夫婦役となり、偏差値41の娘を受験塾にも通わせず最難関の中学を目指したという、奇跡の実話がドラマ化されました。

 

受験のシンデレラNHKプレミアムドラマ ~2016年~

カリスマ塾講師役の小泉孝太郎と通信高校に通うおちこぼれ女子高生役 川口春奈が出会い、無謀にも一発逆転を狙い東大受験を目指す物語で、ドラマ設定は「ドラゴン桜」と重なります。

 

初めて恋をした日に読む話TBS火曜ドラマ ~2019年~

受験塾講師役の深田恭子とピンクヘアーの不良高校生役で横浜流星が共演しました。こちらも東大受験に挑むお話ですが、講師と受験生の禁断の胸キュンラブストーリーというところが異色で話題を呼びました。

 

受験ドラマがヒットするワケ

受験生のヤル気を刺激する

勉強嫌いな落ちこぼれ生徒が東大を目指したり、中卒の両親が子供と二人三脚で中学受験を闘ったり、地方からの転勤族が私立の名門小学校に合格したり、受験ドラマに共通するのは、視聴者と同じ目線のフツーの人が主人公のお話ばかりです。そのサクセスストーリーは、自分の人生も変えてみたいという熱い想いを刺激します。ドラマの中には受験の本質が数多く盛り込まれているところも参考になります。

日本の学歴社会の構図が読み取れる

時代が変わり、ITの進化や受験制度の変革があっても、良い大学から一流企業へという社会の構図は変わっていないのが現状です。どうせやるならトップを目指して頑張ろう!と思わせてくれます。

東大生ブームとの相乗効果がある

「さんまの東大方程式」や「東大王」など、東大生ブームの火付け役となったテレビ番組には、独特なキャラクターをもった東大生たちが多く登場します。これまでのマジメで堅苦しく、ちょっと冷めたエリートという印象のあった東大生の枠を完全に打ち破り、ユニークで抜け感のある東大生に一般の人々は親近感をもち、一気に惹かれて行ったのです。東大生とは切っても切れない「受験」というテーマに、人々は興味をくすぐられるようです。

 

まとめ

受験を物語として描くとき、単なる勉強する受験生の姿だけでなく、子供を取り巻く家庭環境や学校生活、社会の格差や人間関係までもリアルにあぶり出されます。受験地獄とまで言われる人生ゲームを、他人事として眺めることができるから受験ドラマはおもしろいのです。

「二月の勝者」は「受験生全員を志望校に合格させる」と豪語する塾講師黒木が、受験の神様なのか?実は拝金の悪魔なのか?大学受験よりも熾烈な中学受験の裏事情が隠されています。放送開始までますます期待感が高まりますね。

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