2021年5月9日(日)の情熱大陸【ファミリーホーム養育者/廣瀬タカ子▽コロナ渦で見つめ直す子供の幸せ】にご出演されていた廣瀬タカ子さんについて調べてみました。
廣瀬タカ子さんは68人もの子どもを世話してきたようです。ご自身のことを「子育てをしていないと死んでしまう、マグロみたい」と語っているほどの子ども好き。
いったいどんな方なのでしょうか?経歴や活動内容を調べてみました。また里親やファミリーホームについても調べてみました。
次回5月9日よる11時からの #情熱大陸
ファミリーホーム養育者/廣瀬タカ子
コロナ禍で見つめ直す”子ども”の幸せ pic.twitter.com/8P04kCw5Lk
— 情熱大陸 (@jounetsu) May 2, 2021
廣瀬タカ子さんの経歴や活動内容は?
廣瀬タカ子さんは現在、ファミリーホームでの養育者です。
ファミリーホームとは、何らかの事情で家族と離れて暮らす子どもを自分の家庭で育てる事業のことをいいます。
生年月日:1947年
出身地:北海道伊達市
父親は里親として子どもを引き取っていたので、幼少期は里子と共に成長したようです。
中学生の頃には、叔母の養子となり、叔母の元で生活していました。
20歳で結婚、40代で里親登録をし、子どもたちの里親となって養育するようになりました。
1990年に里親会の千葉県君津市支部長に就任し、里親会の活性化に向けて取り組みました。
1992年より千葉県副会長と支部長を兼務。
1995年より千葉県里親会長に就任、児童審議部会長を兼務し、ファミリーホームの必要性を訴え、施設養護の子に家庭体験事業を実施し、児童の自立に向けた取り組みを試み始めました。
2003年、56歳のとき里親型ファミリーホーム「ひろせホーム」を設立しました。(千葉県で初)
ファミリーホームでは、自宅に同時に5~6人の子どもを受け入れ、養育することができます。
1日だけ預かった子どももいれば、約15年間生活を共にした子どももいます。68人もの子どもを世話してきたようです。
子どもが実の両親の元へ戻ることになったり、里親に引き取られるまでを自分の家庭で養育します。
子どもは産みの親が育てるものだという常識に縛られずに、親がしんどいときに気軽に子どもを預けられるような仕組みが、社会全体に広がっていく必要性を訴えているようです。
家庭の中で子どもを養育する必要性を訴え、地方自治体ごとの制度だったファミリーホームを全国に広める活動を始めました。
2005年にファミリーホーム全国連絡会と命名し、有志と支援関係と共に全国里親型のファミリーホームを設立。
会長に就任し全国にファミリーホームを広めるための活動を開始。
2009年4月児童福祉法改正になるまで取り組んできました。
児童福祉法改正にて会長を退任、今現在、地域での養育の大切さを目指し、 すべての子育が地域中での養育が必要であること各方面に要望中。
乳飲み子をおぶって厚生労働省に通い詰め、ファミリーホーム法定化への道筋をつくったという、伝説をお持ちです!
ひろせホーム 千葉県小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)
里親制度やファミリーホームとは?どのくらいの子どもがいるの?
里親制度やファミリーホームについても調べてみました。
里親制度は、さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育する制度です。(厚生労働省HPより)
【10月は里親月間】
現在、日本にはさまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもが約45,000人います。
家族と離れて暮らす子どもを自分の家庭に迎え入れ、さまざまなサポートを受けながら養育するのが「 #里親制度 」です。
子どもたちのために私たちができること、一緒に考えてみませんか?— 厚生労働省 (@MHLWitter) October 21, 2020
現在45,000人もの子どもが家族と離れて過ごしているようです。
ファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)は、家庭養育を促進するため、要保護児童に対し、この事業を行う住居において、児童間の相互作用を活かしつつ、児童の自主性を尊重し、基本的な生活習慣を確立するとともに、豊かな人間性及び社会性を養い、児童の自立を支援する事業です。
平成21年度(2009年)に創設された制度で、養育者の住居において行う点で里親と同様であり、児童5~6人の養育を行う点で、里親を大きくした里親型のグループホームです。(厚生労働省 HPより)
ファミリーホームは、児童養護施設のような施設ではなく、家庭的な場所で子どもを養育する必要性から、家庭的でかつ里親よりもより多い人数を養育できます。
自宅をリフォームする場合は、リフォームにかかる費用の一定額が補助されます。
ファミリーホーム(小規模居住型児童養護施設)は奈良県内では5ホームと少なく奈良市内では初めてとなるとの事で奈良県も注目しています。現状県内では児童養護施設の入所児童数は320~330人と横ばい状態が続いており、より家庭環境に近いこの事業に期待が寄せられています。 pic.twitter.com/7ptp6BRY8Q
— 植村よしふみ(奈良県議・自由民主党) (@UemuraYoshifumi) March 22, 2021
厚生労働省のHPによると、平成30年(2018年)2月の時点で、里親に預けられている児童数が5,382人(前回4,534人)、ファミリーホームが1,513人(前回829人)です。
ちなみに、児童養護施設は27,026人(前回29,979人)です。里親などと比べると、まだまだ圧倒的に多いですが、前回より減少傾向にあるようですね。
廣瀬タカ子さんのホームページやTwitterは?
廣瀬タカ子さんの情報はどこで見られるのか、調べてみました。
ひろせホーム
形態:千葉県小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)
住所:〒299-0000
千葉県君津市人見2-12-4
TEL :0439-54-5688
ひろせホームのホームページ @another-family.jp
廣瀬タカ子のフェイスブック @hirosehome
廣瀬タカ子さんのTwitter @mamanoai
まとめ
いかがでしたか?
TBSの情熱大陸にご出演された廣瀬タカ子さんの経歴や活動内容、里親制度やファミリーホームについて書いてみました。
厚生労働省のHPによると、令和元年度中に、全国215か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は193,780件で、過去最多だそうです。相談件数は年々上昇傾向にあります。
廣瀬タカ子さんが養育した子どもたちのほとんどは、暴力やネグレクトなどの虐待によって家族と離れることになった子どもたちのようですね。
産みの親が育てることが正しいという常識に、苦しんでいる親子がいます。
廣瀬タカ子さんは、親が子育てに行き詰ったときに、気楽に子どもを預けたりできるような受け皿が必要だと訴えて、全国にファミリーホームを広げる運動を続けてきました。
産みの親の元でなくても、家庭的な環境で、愛情豊かに育ち、子どもが自立へ向かっていく場所が確保されている社会が求められていますね。
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