新型コロナウイルスの感染者が急激に増え、8月2日の政府による方針変更でこれまで入院が可能になっていた感染者も自宅待機になりました。
緊迫している今、以前から感染拡大防止を訴えていた白鷗大学の岡田晴恵教授著の「新型コロナ自宅療養完全マニュアル」が現在、8月31日まで無料で全文公開中です
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こちらのマニュアルには新型コロナがどのようなもので、感染経路、注意方法、検査方法、後遺症や実際にかかった際にどのような対応をすべきか、看病する側になったときの注意事項などもさまざまなケースでイラストとともに示されていて、非常にわかりやすかったので、ご紹介します
自宅療養になったら、知っておきたいこと、症状は?
もしも、あなたが新型コロナに感染したら、まっさきに知りたいのは、「現在の自分の状態」ではないだろうか?
こちらマニュアルでは「軽症」「中等症」「重症」のそれぞれの症状が説明されていて、さっと読むだけで、自分がどの段階にいるのか、次の段階に進むとどういう症状が出るのか、がとてもわかりやすく書かれている。
少し体調が悪い、と思ったときに自分でとれる具体的な対応方法も載っているため、もしもの時のイメージがしやすい。
また、コロナの疑いを持った時点で、セルフチェックができるチェックリストもあるため、簡単にその場で自己診断ができる
自宅での過ごし方、ケース別療養方法
マニュアルを読むと、もしもかかってしまったら、その際にどのように自宅療養をすればよいのか、家族がいる場合は何に気を付けたらいいのか、が具体的にに図解で知ることができる
家庭内でウイルスが付着したところをほかのものが触れると、そこからウイルスが広がってしまう。それを防ぐためにも、家族内に感染者が出た時点で、いかにすばやく初期対応を徹底するか、がまず重要になる
また、感染者からほかの家族が感染しないように注意しつつ、看病することが非常に重要になる。具体的にはどういった格好で接するべきか、高熱が続くときの対応(今後は高熱でも自宅療養を求められる可能性があるので)、なども知っておきたい
特に読んでいてわかりやすかったのが、「ケース別看護方法の具体例」だ。
こちらもイラストつきで、感染者が一人暮らし、4人家族の子供が感染した場合、お母さんが感染した場合、高齢の夫婦のどちらかが感染した場合、など、それぞれのケースを想定した上で、その際にとるべき具体的なポイントをいくつも示している
こちらを読むと、それぞれのシーンとともに、その場合はどういう行動をとるとベストなのか、が前もってイメージでき、準備になる。
まとめ
こちらのマニュアルを一通りざっと読ませていただいたのだが、分量も多すぎず、短い時間でも読める上、読み終わったときには、新型コロナの自宅療養について、一通りの全体像が自分の中に出来上がるのがわかった
私は去年、早い段階でコロナにかかり、海外在住だったため、当時の現地の病院の状況から、自宅療養をよぎなくされ、検査も受けたかったのだが、受けられないまま不安を抱えながら自宅療養をしたことがある。
結果的には回復したので、よかったのだが、自分の中にコロナや自宅療養についての知識、症状が重くなるとどういうことになるのか、何に一番気をつけるべきか、などの全体像が具体的にわかっていなかったため、症状に苦しみながら、非常に不快な体調のなか、その都度情報をベッドの上からスマホで検索していた
あのとき、このような、ひととり、コロナや自宅療養に関するまとまった情報を読めていたら、感染する前に、このような本に出合えて少しでも感染時に全体像が自分の頭の中にあったら、もう少し心の余裕がもてたのではないか、と思う
これだけ新型コロナの感染者数が上昇している最近だからこそ、年齢、どこに住んでいるか、症状のある、なしにかかわらず、すべての人がこの「自宅療養マニュアル」に目を通し、少しでも全体像を把握できたら、と願っている
岡田晴恵・白鷗大教授の『新型コロナ 自宅療養完全マニュアル』
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