2021年、5月6日(木)の「カンブリア宮殿」にメルセデス・ベンツの日本社長兼CEOの上野金太郎 さん(56)が出演されます。
高級感の漂うベンツ、一般的には「憧れ」だけれど、手は伸ばせない存在であったベンツを新たなサービスを打ち出し続けることで、コロナ禍でも好調の売り上げ(特に中古)に導いています。
そんな上野社長の妻こども、ここまでに至る道のり、出身校であるアメリカンスクールでの日々、について今回まとめました。
早実ではバイトとレース三昧 ベンツに飛び込み入社 上野金太郎・メルセデス・ベンツ日本社長が語る(下) #出世ナビ #NIKKEISTYLE #新着 #アメリカンスクール #スロットカー #ベンツ #商業科 #外資系企業 #早実 https://t.co/h3BhjmJkHw
— NIKKEI STYLE 出世ナビ (@nikkeistyle_c) June 25, 2017
上野金太郎の妻・子供は?両親はどんな人?
上野さんはご結婚されており、2卵性の双子のお子さん達がいます。これまでのエピソードから推測すると、現在は大学2年生です。
上野さん自身は2018年にベスト・ファーザー賞を受賞しており、お子さん達との関係は良好のようです。
時計についてのインタビューに答える際、「次に狙っている時計はありますか?」という質問に上野さんのお子さん達への視線がみてとれます。
今度は子供に買ってあげる方向に切り替えていこうと思っています。
彼らにはクルマも好きになってほしいし、時計にも興味を持って欲しい。スポーツもやって欲しいしと思っています。
僕が与えられるチャンスを、彼らには与えてあげたいですね。
戸賀:いいお父さんですね。
上野:双子の高校1年生で、二卵性だからか、趣味が二分されているんですよ。
兄弟に何か買ってあげても、どちらかが気に入って、どちらかはいらないというんです(笑)。その辺りもよく考える必要がありますね。
戸賀:違う時計を買うんでしょうか?
上野:たぶんそうなるでしょうね。まだ彼らも価値を分からないでしょうが、成長の過程で父親から何か貰ったことって、覚えているじゃないですか。
僕も父親から貰ったものを、今も持っていたりします。彼らもそうなってくれれば、いいですね。
買ってあげても、すぐになくしてきちゃうかもしれない(笑)。
ちゃんと想いを込めて、何かを渡せられたらと思っています。
(引用https://bruder.golfdigest.co.jp/entry/72918)
上野さんの父親は外資系企業に勤めており、型破りな性格だったそうです。
父親自身が英語で苦労し、英語の必要性を痛感したため、こどもには同じ想いをさせるまい、と金太郎さんは小学校は都内のアメリカンスクールに入りました。
お子さん達には、「自分が与えられるチャンスを、彼らには与えてあげたい」という上野さん。
かつての上野さんのお父さんが上野さんをアメリカンスクールに入れたように、形は違えど、上野さんご自身も気持ちはきっと同じなのでしょうね。
妻である奥さまについての情報はほとんど出回っていませんでしたが、きっと表に出ず、陰ながら夫を支える縁の下の力持ちのような存在なのではないか、と勝手に想像しています。
気になる上野社長の経歴とは?
・1964年8月13日生まれ、現在56歳
・東京都出身
・小学校から中学まではアメリカンスクール
・高校は早稲田実業学校高等部商業科
・早稲田大学社会科学部
就職活動中で会社訪問をしていたとき、新設されたメルセデスベンツ日本オフィスを目にし、なんと飛び込みで面接を受け、内定獲得。
入社後は、社長室室長、ダイムラー・クライスラー商用車部門常務取締役、副社長などを経て、2012年から日本初の社長として、連続で過去最高の国内新規登録台数を達成。
将来社長を務める企業との出会いが、たまたま目にした受ける予定のなかった会社での飛び込み面接だったとは、、、
つい、なかなかない出会いを引き寄せる「運が強い人」をイメージしてしまいますが、それまでアメリカンスクールでの文化、アイデンティティ、その後の早実での日本文化とアイデンティティの再構築を経験する中で、通常の高校生、大学生が考える何倍もの時間、「自分自身」というものとの対話をしてきたのでしょう。
だからこそ、「海外」「日本」の両方につながる仕事であり、「英語」と「両国の文化」を理解し、ツールとして使える自分にとって、外資系の車関係の仕事、というのがいかに自分にピッタリ合っているのか、が、直観的に短い時間でも判断できたのかもしれません。
上野金太郎の母校のアメリカンスクールはどこ?その多大な影響とは?
上野社長の母校であるアメリカンスクールとは、アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)という府中にある学校です。
最近アメリカンスクールインジャパン(ASIJ)の生徒からのレッスン申し込みが急激に増えている。英語を使う民族にとって音楽は必修!のようだ。日本語には無理があるのかも。http://t.co/Tj5EwNLj
— 新木恵美子 (@mariaemikomic) September 4, 2012
都内にはインターナショナルスクールはいくつもありますが、アメリカンスクールはここ一つだけのようです。このASIJは歌手の宇多田ヒカルの母校としても有名です。
中学の途中から日本の学校へと進路を自らの意思で変えていく上野社長、アメリカンスクールと早実での日々の両方を過ごしたことで、異なる言語のみならず、文化を身につけられたことが仕事でも大いに役にたっているようです。
日本、アメリカ、ドイツの価値観、ロジックを理解していからこそ、社内の日本人社員と外国人社員との間に入り、自ら相互理解を助けることもするしているそうです。
この点は意外と盲点なのですが、異なる国、の社員が共に仕事をする際に避けて通れない重要なポイントです。
お互いのロジックはお互いの文化の中でどちらも正解なのですが、異文化の人と接する際には伝わらない。だからこそ、外国人上司に怒られても、なぜ起こられたのか、日本人には理解できなかったり、逆の場合もあります。
この点を上野さんはアメリカンスクールで学び、ドイツ本社で勤務経験を積むことを通し、言語のみならず、それ以上に大事ともいえる、他国のロジック、を学べたことが、その後の国際的な活躍に大いに貢献しているのでしょう。
まとめ
メルセデス・ベンツの日本社長兼CEOの上野金太郎さんは日本とアメリカの両方の学校に通い、学生時代から文化の違いを肌で学んできた人。
プライベートでは双子の大学生の父親であり、夫でもある。
上野社長の子ども時代から今に至るまでの様々な経験がきっと現在のメルセデスベンツの業績に大いに影響しているのでしょうね。
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