水害対策に必要な防災グッズやアプリ!国際レスキューナースが教える事前準備と避難行動

近年では、梅雨や台風の時期による水害被害が増えています。

水害対策で大切なものは日頃からの備えですが、万が一のために防災グッズなどを備えていたとしても、いざという時に全く使えなくなってしまっていたというケースの多くあります。

この記事では、バゲットで紹介された国際レスキューナースの辻直美さんによる、

水害対策に必要な事前準備と避難行動!

について詳しくご紹介します。

おすすめの防災グッズやアプリについても触れているので、気になる方はぜひご覧下さい。

 

水害対策に必要な事前準備① 情報収集

国際災害レスキューナースの辻直美さんによると、

「水害になる前も水害になってからも大切なことは情報収集」とのこと!

情報収集に必要なものは、

 

  • 水害になる前
  • 水害が近づいてから

 

の2段階に分けられます。

これらの詳しい情報収集の方法について詳しく見ていきましょう。

 

水害になる前に「ハザードマップ」で自宅や職場周辺の情報をチェック

ハザードマップで、自宅や職場周辺で洪水が起きそうな場所、最寄駅の避難場所をあらかじめチェックしておきましょう。

国土交通省が運営するサイト「重ねるハザードマップ」であれば、洪水・土砂災害・津波などの危険を1つの地図で確認できます。

利用する場合は、PCやタブレット、スマホから『ハザードマップポータルサイト』にアクセスして、『国土交通省ハザードマップ』で検索が可能です。

 

水害が近づいてきたらアプリで情報収集

大雨による水害被害が近付いてきた場合は、アプリで情報収集が行えます!

これからご紹介する3つの防災アプリは、無料で利用できるだけでなく、アプリごとに特色が異なるため水害対策に必要な情報を入手することが可能なので予めダウンロードしておきましょう。

 

おすすめ防災アプリ①ウェザーニュース

お天気アプリとして定番の「ウェザーニュース」は、自宅や職場など、登録した地点の天気予報が5分刻みに確認できます。

予報の精度の高さが強みで、今いる場所の天気を5分刻みで予測してくれるため、非難するタイミングの目安に最適です。

 

おすすめ防災アプリ②Yahoo!防災速報

Yahoo!防災アプリ」の特徴は、豪雨・河川の氾濫・津波・地震情報など、災害における10種類の情報が瞬時に携帯に送られてくることです。

それだけでなく、近くに避難場所もすぐに確認ができるといった防災情報の機能も充実しています。

 

おすすめ防災アプリ③特務機関NERVアプリ

特務機関NERVアプリ」は、気象庁と連携したアプリで情報更新のスピードがとにかく速いのが特徴です。

気象庁が発表する、警戒レベルの危険度が高くなった時の情報を瞬時に通知してくれます。

 

水害対策に必要な事前準備② 防災グッズ

水害だけでなく、地震などの対策に備えて防災グッズを準備されている方もいれば、今ひとつ何を準備すればいいのか分からないといった方も多いのではないでしょうか?

水や非常食以外に、水害時におすすめの防災グッズや、防災グッズを準備する際の注意点についてご紹介します。

 

水害時におすすめの防災グッズ① チョコレートや飴

水害には雨に濡れれたり、冠水した道を移動しなければならない場合があります。

体が冷えてしまうと体温が奪われ体力の消耗に繋がるため、体力回復効果のあるチョコレートや飴などを常に入れておきましょう。

こちらの商品のように小分けになっていると、食べ安くおすすめです。

 

水害時におすすめの防災グッズ② ポリエステル製の長袖&長ズボン

水害時に水に濡れておくことを想定し、予め着替の用意をしておくことも大切です。

冷えた体を温めるために、速乾性の高いポリエステル製の長袖&長ズボンを用意しておきましょう。

ポリエステル製商品は下記のものを参考にしてみて下さい。

 

 

水害時におすすめの防災グッズ③ ソーラー充電式のランタン

水害被害などを受けた災害現場では、電気の確保が難しくなります。

ソーラー充電式のランタンであれば、ライトや携帯の充電として使えるだけでなく、日中は太陽で充電しておけるため災害時に役立ちます。

値段も物凄く高価な訳ではなく、折り畳み式のものであれば荷物にもなりにくいといった利点もあります。

バゲットでは、下記の「折り畳みしきソーラーバンクランタン」が紹介されていました。

急な停電などにも使えるのでおすすめです!

 

防災グッズを準備する際の注意点

防災グッズをただ準備しているだけでは、いざという時に使えずただの荷物になってしまう場合もあります。

水害などの災害時には、

雨に濡れること!

泥まみれになること!

を想定して、必ず「フリーザーバック」などでパッキングをして防水性を高めておくことが重要です。

 

水害の危険が近づいてきた場合の避難行動

実施に水害の危険が近づいてきた場合は、どのように判断し避難行動を取るべきなのでしょうか?

水害避難の目安や、避難行動時の注意点についてご紹介します。

 

水害避難の目安となる警戒レベル

水害時に避難行動の目安になるのは、テレビで報道される「避難の警戒レベル」です。

自治体が出している警戒レベルは、以下の全5段階があります。

警戒レベル5緊急安全確保災害発生、または切迫
※警戒レベル4までには必ず避難を!
警戒レベル4避難指示災害のおそれ高い
警戒レベル3高齢者避難災害のおそれあり
警戒レベル2大雨・洪水・高潮注意報(気象庁)起床状況悪化
警戒レベル1早期注意情報(気象庁)今後気象情報悪化のおそれ

以前は、警戒レベル4の場合は「避難指示」のほかに「避難勧告」が出されていましたが、近年の災害被害を受け、令和3年5月20日から「避難勧告」が廃止され、警戒レベル4になった場合は、必ず避難をするよう呼びかけられています。

 

水害時の避難は2パターン

水害の避難には2つのパターンで、

水平避難

垂直避難

とといった方法があります。

水平避難とは?

水平避難とは、川や海からできるだけ離れた遠くの場所に避難することです。

水害の時間に余裕がある場合は水平避難ができますが、この行動には早い決断が必要とされます。

 

垂直避難とは?

垂直避難は、現在いる頑丈な建物の2階以上や、なるべく高層階に避難することです。

避難までの時間がなくすでに危険が迫っている、または夜間などの際は、こちら避難行動が有効な場合があります。

ただし、規模が大きな水害の場合は自宅ごと流されてしまう可能性もあるため、常に気象情報や自治体の避難情報に注意し、自らの判断で早めに避難行動をとることが求められます。

 

水害時の避難で注意しておくべきこと

水害時で避難が必要になった場合は、冠水していることを想定しておきましょう。

また、避難する際の格好をして次のことに気をつける必要があります。

 

水害時には長靴よりスニーカを履く

長靴は防水になると思われがちですが、道が冠水してしまった場合は長靴に水が入ってしまい歩きづらくなってしまいます。

紐でしっかり結べる脱げないスニーカーを履いて避難することが望ましいです。

 

冠水に備えて杖や傘などの長い棒を持つ

やむ終えず冠水した道を歩いて避難しなければならない場合、足元が濁り水で全く見えず、危険物や蓋が空いてしまったマンホールに落下してしまう危険も潜んでいます。

予期せぬ二次災害の危険性にも注意して備えておくことをおすすめします。

 

まとめ

国際レスキューナース「辻直美」さんによる、水害対策に必要なアプリやグッズの事前準備、避難行動についてご紹介しました。

情報収集ハザードマップ防災アプリを事前にダウンロードし、活用する
防災グッズ防水性を高めるためにパッキングしておく
避難パターン状況により「水平避難」「垂直避難」を!
避難時の注意点道が冠水していることを考え、スニーカーや傘などの長い棒を持つなど

水害被害だけでなく、災害はいつ起こるか予想ができませんので、ぜひこの記事を参考にして避難対策の1つとして役立てていただければと思います。

 

 

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