Performance - NJP SUMMER FESTIVAL 21 ROOMS

2008年のオープン以来、ナム・ジュン・パイク・アートセンターは「ミュージアムのなかのパフォーマンス」における新しい対話を生み出してきた。2011年の今、パフォーマンスの「空間」のコンセプトを再定義・再発見し、パフォーマンスの「いま・ここ」性、「現場」性にあらためてフォーカスする。

このプロジェクトは、サブタイトルとして「Discovery of Space〜空間の発見」と名付け、観る人の想像をはるかに超えるミュージアムの空間、パフォーマーと観客のあいだの空間、もしくは時間を遡るかのような新しい空間を追求しようとしている。

日用品や小型の家電製品を用いて楽器を作り出すことで知られる宇治野宗輝は、木製家具、自動車等を組み合わせた大型インスタレーション「The Rotators」で、今日の消費主義や使い捨て文化を批判し、古いものの再生のための儀式のようなパフォーマンスを繰り広げる。

イ・オッキョンは、クリスチャン・マークレー、ローリー・アンダーソンをはじめ、多くの即興演奏家たちと多くのアルバムで共演し、世界各地へのツアーも精力的に行うニューヨーク在住の韓国人チェリスト。パイクの79歳の誕生日のこの日、クラッシックのバックグラウンドを持つ実験音楽のパイオニアは、チェロ、声、ダンスをミックスした作品『Eternal Turning』でユニークなコンサートを繰り広げてくれるだろう。

振付家チョ・ヘッキュンは、『Wind Dance』という作品でミュージアム空間と身体との出会いをアレンジし、空間から紡ぎだされる人間のムーブメントのなかからダンス・パフォーマンスの新しいフォーマットを提供する。

今回のパフォーマンス・プロジェクトは、キム・ソンヒ(Festival Bo:mアーティスティック・ディレクター)と、小沢康夫(日本パフォーマンス/アート研究所プロデューサー)という二人のゲストプロデューサーを招へいし、さらに躍動感を増している。彼らがキュレーションするアーティスト、セオ・ヒュンスク(キム・ソンヒキュレーション)、悪魔のしるし、伊東篤宏(ともに小沢康夫キュレーション)はこのプロジェクトに多様な視点をもたらしてくれそうだ。

この韓国と日本の二人の有能なパフォーマンス・アートのプロデューサーによる、パネルディスカッションも実施予定。現代美術のなかでも今もっとも重要な課題の一つとして注目を集めている「ミュージアムのなかのパフォーマンス」とは何かを探る議論を繰り広げる(8月6日土曜日14時〜)。

Official Site:
Performance - NJP SUMMER FESTIVAL 21 ROOMS

会期
2011年07月20日 (水) 〜2011年09月13日 (火)
会場
Nam June Paik Art Center
出演
宇治野宗輝 Ujino
イ・オッキョン Okkyung Lee
チョ・ヘッキュン Heekyung Cho
セオ・ヒュンスク Hyun-Suk Seo
伊東篤宏 Atsuhiro Ito
悪魔のしるし Akumanoshirushi

概要

主催:Nam June Paik Art Center
コミッショナー:キム・ソンヒ(Festival Bo:m)、小沢康夫(日本パフォーマンス/アート研究所)

入場料無料(一部を除く/要予約)

ウェブサイト
http://www.njp.kr