CE QUI ARRIVE –これから起きるかもしれないこと–



不意を突かれて狼狽えるぐらいなら、すでに予測しうる事態にしっかり備えるべきである。

—アンドレ・イサック

2011年3月11日の東日本大震災と原発事故以来、この國の盤石と思われていたシステムが大きく揺らぎ、人に対する信頼がもろくも崩れさってしまった。この現実を目の前にして「芸術になにができるのだろうか?」などという愚かな設問は設定しない。また、チャリティとしての芸術表現や癒しとしての芸術表現ともこのイベントは一見無関係を装っている。しかし、優れた表現者はカート・ヴォネガットの言う「炭坑のカナリア」であるとするならば、今回の事態は事前に予測されていたのではないだろうか。今回出演していただくアーティスト達は偶然にもそのような人達だったのではないかと考える。何故ならこのイベントは震災以降にプランニングされたものではなく、震災以前より粛々と準備されており、出演者のラインナップはすでに決定していたのである。本イベントのタイトル「Ce qui arrive /Unknown Quantity」は、「文明は事故を発明する」と喝破した、テクノロジーと速度の思想家、ポール・ヴィリリオの著作及び展覧会コンセプトから多くのインスピレーションを受け引用されている。遊具が停止し、誰もいなくなった夜の遊園地にようこそ。一回限りのパフォーマンスに是非、おつき合いください。

Official Site:
CE QUI ARRIVE

会期
2011年11月26日 (土) 浅草酉の市 三の酉
開場:18時30分/開演:18時45分
会場
浅草花やしき
出演
悪魔のしるし、足立喜一朗、伊東篤宏、contact Gonzo、久保田弘成、サンガツ、和田永

出演者プロフィール

悪魔のしるし
演出家危口統之を中心に演劇などを企画・上演する集まり。デザイン、建築、編集、ファッションなど様々な分野の専門家をメンバーに持つが、演劇そのものに通暁する人材は居ない。
これまでの作品に、自主公演「禁煙の害について」(2010年6月、原宿vacant)、F/T公募プログラム「悪魔のしるしのグレートハンティング」(2010年11月、池袋シアターグリーン)、パフォーマンス「搬入プロジェクト」シリーズ(2009年より 東京、横浜、香川県豊島、韓国ナム・ジュン・パイク アートセンター等)などがある。
http://www.akumanoshirushi.com/

足立 喜一朗
足立喜一朗は1979年大阪生まれ。2004年に多摩美術大学環境デザイン科を卒業した後、より自由な表現を求めてアートへと発表の場を変えました。以後、2006年の『取手アートプロジェクト2006終末処理場』、2007年の『Space for your future〜アートとデザインの遺伝子を組み替える』(東京都現代美術館)、2008年の『ライフがフォームになるとき〜未来への対話 ブラジル/日本』 (サンパウロ近代美術館/ブラジル)、『釜山ビエンナーレ2010』(韓国)、『Trans-cool TOKYO』(タイ、シンガポール、台湾の巡回展)と精力的に発表を続けてきた若手作家です。足立は様々なシリーズの作品を発表していますが、いずれも現代社会を独自の視点で捉え、シニカルな思考・コンセプトを背景とした表現が一貫しています。またそれは子どもの玩具をモチーフにしている事も多く、ラディカルなものへと変貌させて私たちを挑発します。
http://kichon.com/

伊東 篤宏
1965年生まれ。美術家、OPTRONプレーヤー。90年代より蛍光灯を素材としたインスタレーションを制作。98年に蛍光灯の放電ノイズを拾って出力する「音具」、OPTRONを制作、命名。展覧会会場などでライヴを開始する。2000年以降、国内外の展覧会(個展、グループ展等)、音楽フェスティバルなどからの招集を受け、世界各国で展示とライヴ・パフォーマンスをおこ なっている。当初、遠隔操作で独立したオブジェクト・スタイルだったOPTRONも数々の改良を重ね、2005年より現在の手持ちの形態となり、所謂サウンドアート的展開からロック〜ジャズ・バンドまで、音の大小や空間の規模を問わないそのパフォーマンスで、様々なタイプのサウンド・パフォーマー達やダンサーとの共演、コラボレーションも多数おこなっている。ソロ活動以外に爆音オプチカル・ノイズコア バンド「Optrum」、フリージャズトリオ「今井和雄 TRIO」、テクノイズ・ユニット「ULTRA FUNCTOR」でも活動中。
http://www.gotobai.net/

contact Gonzo
contact Gonzoとは、人と人との間に起こる「接触」というシンプルな物理現象に起因する様々な瞬間的な事象を通し、自らにとっての「世界の仕組み」を紐解こうとする方法論であり、その方法論を扱い、応用する集団の総称。
http://contactgonzo.blogspot.com/

久保田 弘成
1974年長野県生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。KIRIN CONTEMPORARY AWARD’97 奨励賞。武蔵野美術大学卒業生対象留パリ賞、財団法人ポーラ美術振興財団助成金、文化庁新進芸術家海外留学制度によりフランス、ドイツ、アイルランドにて活動。メキシコ、中国、フィンランド、マケドニア等のアーティストインレジデンスでの滞在制作。国内外にて個展、グループ展参加多数。2002年 世界男根彫刻大会(韓国サムチョク市)第三位。東京 武蔵村山市にてK.G.S.(久保田組スタジオ)を運営。現在、東京都在住。
http://www.roofhp.com/kubota/

サンガツ
アルバム「サンガツ」(ジム・オルークのプロデュース)で2000年にデビュー。以来、奥原浩志監督作品「波」のサントラ、3rdアルバム「静かな生活」等をリリース。メンバーチェンジを経て、ドラムx4、ベースx1、ギターx2の7人編成で、ニューアルバム「5つのコンポジション」をリリース。音の形や動きにフォーカスをあてた楽曲を披露する。現在は、3ドラム、1ベース、2ギター。ときどきスティールパン・ハンドチャイム。バンド名の由来は映画「三月のライオン」から。
http://sangatsu.com/

和田 永
1987年生まれ。アーティスト/ミュージシャン。旧式のオープンリールテープレコーダーを楽器として演奏するグループ"Open Reel Ensemble"を主宰するほか、ブラウン管テレビモニターを演奏するパフォーマンス作品"Braun Tube Jazz Band"を制作、7月24日にはアナログ放送停波に合わせた公演"Bye Bye Broadcasting"を行った。古い電気機器とコンピュータ、各種生楽器を組み合わせた音楽作品・パフォーマンス作品を制作している。これまでにドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イタリア、韓国などで公演を行い、世界各地で活動を展開している。
http://crabfeet.blogspot.com/

概要

主催・企画制作
日本パフォーマンス/アート研究所

助成
アサヒビール芸術文化財団、平成23年度台東区芸術文化支援制度対象企画

チケット
前売: 2,500円/当日: 3,000円
※屋外での公演になりますので防寒のご用意ください。
※客席はございません。回遊型のイベントになります。
チケット発売:10月3日(月)
チケット取り扱い:インターネット予約のみ http://j-pai.net/ce_qui_arrive/

お問合せ
info@j-pai.net

ウェブサイト
http://j-pai.net/